アリババニュース
2011年2月10日、青森県八戸で開催された「あおもりビジネスリンクITフォーラム」にて弊社香山が講演をさせていただきました。
講演の中では、「なぜ今、世界市場へ目を向けることが大切であるのか」をお伝えし、インターネットを活用した世界市場への販路拡大支援サービスをご紹介させていただきました。
また、OOCLジャパン様からは、地域活性化を目途とした、ITの活用による小口リーファー貨物の物流、決済を含めた中国向け輸出ビジネスモデルについて、青森の地元企業であるN.A.gene様からは、実際にITを活用して中国上海市へ商品販売を展開したビジネス事例のご紹介をいただきました。
なお、弊社香山の講演後、本フォーラムに参加された、八戸市の藤川市議から、地方でのインターネットをの活用や、中小企業の海外進出にあたり行政ができる支援などについての質問をいただきました。
アリババは今後もインターネットを活用した海外市場開拓サービスを通して、地方そして日本経済の活性化に貢献していきます。
~藤川市議との公開対談(抜粋)~
(以下敬称略)
(藤川)
政治の世界でも、「地方に力をいれよう、地方から声をあげていこう」などとよく言われていますが、これは地方がこれまでハンデや不公平さを味わってきたからこその動きだと思っています。
たとえば、バブル崩壊のときに日本全体は地に落ちましたが、それから7、8年後、中央の復興に伴うことなく地方は日の目を見ないままリーマンショックの大打撃を受けました。
そのような構造から脱却したいという考えが地方には強いと思われますが、その中でインターネットは、その構造からどうにか脱却できるツールなのではという地方からの期待もとても大きいと思われます。
インターネット市場での中央と地方、また、大企業と中小企業の差異や格差、またそれぞれのメリットや、成功のための方策があればぜひ教えていただきたい。
(香山)
インターネット上では、企業規模の大きさも地方も中央もありません。
本質的なサービスを提供できる企業、本質的によいものを作れる企業にチャンスがあります。知恵をもって徹底的によいサービスやよいものを作り、それをインターネット上で紹介すれば、大企業のもっている流通網や世界へのチャネルを簡単に中小企業が覆すことができるのです。確かに、自らの海外支店を作るなど従来の方法での海外市場開拓をすすめると大企業のネットワークに勝つのは難しいかもしれません。
ですが、今インターネットを使っていいサービスを紹介し、Alibaba.com上で世界での代理店を作られている企業が多く出てきています。
逆に、先進国での売上が伸びていないことから、大企業における先進国の海外支店がお荷物になりかけているという事実があります。これは負の遺産を抱えることになる可能性が出てきているということです。
今、中小企業がインターネットを使って自社のサービスや製品を紹介し、インターネット上ですべてを完結できれば、それはコストもかからず中小企業にとってより有利に働きます。大企業でもこれは同じなのですが、インターネットを使って本気でやるところ、誠実に対応するところにチャンスがあるのは、私たちがこのサービスを提供し、1年半企業様とともに世界市場での販路開拓を通して明らかであると考えます。
(藤川)
では、二点目ですが、八戸市の市議会議員、地方議員としてやはりここ八戸市、この周辺地域の経済発展を一番に考えています。インターネットの利用や海外進出に強い自治体であるために、情報提供や支援体制、意識改革などで政治や行政ができることはあるのでしょうか?
(香山)
知ってる限りの海外の事例でご紹介すると、韓国などはGDPの輸出比率が50%以上となっています。国をあげて企業を応援しているのです。
アリババがワールドパスポートをはじめたときに、最も早く反応したのが韓国の貿易促進のための組織、日本でいうなればJETROと同じような組織でした。そこが、韓国の数千社の企業にアリババへの出展費用を全額負担し、国内企業に対してアリババへの出展を促しました。
本施策自体は、無料ということもあり韓国企業があまり利用せず、死屍累々になってしまったという結果もあったことから、やはり、自ら出展料を負担し、自ら積極的にサービスを活用することはとても大切であると改めて認識をしました。ここのポイントは、インターネットでの海外市場進出に不安を感じる企業があるのであれば、支援をする上でも前出の韓国のやり方ではなく、一部を公共団体が負担をするような、企業を前面に出す、主体性を持たせることはひとつの施策であると思われます。
(藤川)
最後に、当事者として海外進出、インターネット市場の利用を始めるにはそれなりの覚悟が必要であると思われます。今日ここにいる会場のみなさんの背中を押していただけるようなエールをお願いします。
(香山)
海外市場の魅力や新興市場の可能性は皆様にお伝えさせていただいているところですが、中国やアジアに行って、私が感じるところは、本当に若者が多いです。そして都心部の若者は、あまり裕福ではなくても希望に満ちあふれた目をしています。それは、1960年、70年、大阪万博があったころの日本のような感覚です。
明日が明るいと思っている人たちは消費します。明日が今日より暗いと思っている日本の若者は消費はしません。そういう意味では日本と新興国は全く逆の印象です。
こんな状態の新興国を尻目に日本に残る方がリスクがあると考えます。思い切って、リスクがあると思われがちな新興国市場に出た方がリスクが少ないのではないでしょうか?
海外進出にかかるリスクは、日本国内に残るリスクよりも少ないと考えていただき、是非、海外市場を開拓していただきたいと思います。
藤川市議のオフィシャルブログにもイベントの様子を公開いただいています。
http://ameblo.jp/fujikawa-yuri/entry-10796443265.html